19-20 サンプドリア

19-20シーズンが終わりました

 

僕がサンプドリアを追い始めて3年目が終了

 

ジャンパオロがステップアップして(その後は知らない…)初めて他の監督でチームを見ることになった。ディフランチェスコは好きな監督だったので凄い楽しみだったなぁ…。ただ補強の面で疑問と不足感があったので今思うと上手くいくわけがなかった。面白いね。

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19-20シーズンはセリエAで12勝6分20敗

勝点42の15位。48得点65失点。

 

昨季からは勝点11減で順位は6つ下がった。

得点は12点減って失点は14点増えた。

 

昨季の守備の要アンデルセンと二桁得点を達成したデフレルが抜けたこともあるが監督とシステムが変わってるので単純な比較はできない。システムに見合った補強ができなかった(しなかった)ことが成績が下がった要因。単純

 

 

第1〜19節 5勝4分10敗 勝点19。

第20〜38節 7勝2分10敗 勝ち点23。

 

ディフランチェスコ

第1〜7節 1勝6敗 勝点3。平均勝点0.4

 

ラニエリ

第8〜38節 11勝6分14敗 勝点39。平均勝点1.25

 

ディフランチェスコが最初の7試合で1勝6敗でチームをボロボロにしたあと、ラニエリによって立て直しはできたことはできたけど、下の下から、下の上になった程度なのが数字を見て分かってしまった。

 

チーム内得点ランキング

 

1位 クアリャレッラ 11得点/28試合

 

1位 ガッビアディーニ 11得点/33試合

 

3位 ガストン 7得点/26試合

 

4位 ボナッツォーリ 6得点/19試合

 

5位 リネティ 4得点/28試合

 

6位 カプラーリ 3得点/18試合

 

7位 ヤンクト 2得点/30試合

 

8位 アスキルセン 1得点/4試合

 

8位 シャボット 1得点/8試合

 

8位 レリス 1得点/15試合

 

8位 トルスビー 1得点/24試合

 

 

1位のクアリャレッラ、昨季から大幅に得点数が減った。37歳で11得点は満足するべきだが、それでもクアリャレッラならもう少し取れたかなと思ってしまうやはり偉大な選手。

ガッビアディーニはキャリア初の二桁得点というお前ほんとにストライカーか?って感じなのだがまぁ十分。ボナッツォーリも頑張ったね。

 

 

僕が選ぶ今季の優秀選手トップ5

 

 

5位 フェデリコ・ボナッツォーリ

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4年間レンタルでたらい回しの中昨季セリエBでそこそこの活躍をし、サンプドリアに復帰。

だが期待は薄く、案の定27節まででたった1ゴール。

しかしまさかのそこから7試合で5ゴール、

クアリャレッラの不在を埋めて結果的に1部残留を決めたパルマ戦の大事な得点もとった。

シーズンを通してみるとイマイチだけど

今季に限っては全選手がイマイチみたいなもんなので、短期的にも好調を維持できたことはチームにとって大きかった。

この活躍で主力の1人になったことは間違いないので来季はかなり期待してる

 

4位 吉田麻也

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崩壊した最終ラインを立て直すべく、プレミアで対峙したこともあるラニエリのGOサインもあり冬の移籍マーケットで獲得。

はっきり言って当たりだった。

個人の能力としては相手ストライカーに翻弄されたり寄せの甘さが目立ったり不足感はあったものの、

吉田が入ったことによって最終ラインの連携面や安定性が明らかに向上した。

吉田麻也が加わる前の24試合で3失点以上を喫したのは7度もある。

しかし加入後は14試合で1度のみ。劣勢になると簡単に崩壊した最終ラインが嘘のように、意識の面で改革された。

吉田麻也の経験値やリーダーシップが無ければ降格していてもおかしくなかった。

 

3位 ファビオ・クアリャレッラ

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昨季26得点を決め、37歳となって迎えた今季、低調なチームの中で昨季以上に奮闘。

わずかなチャンスを自ら演出し自ら決めてチームを引っ張ってくれた。

得点数は減ったものの一つ一つがチームの未来に繋がる貴重なゴールで、

エースとしてキャプテンとしてサンプドリアの希望であり続けた。

 

2位 マノロ・ガッビアディーニ

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クアリャレッラと得点数は同じだが、低調なチームの中で自身キャリアハイを叩き出したことと、

サンプドリアとして1番勝たなくてはならないジェノアとの試合で1度目は決勝点、2度目は同点ゴールを奪ったことは印象が強い。

あとはディフランチェスコ期唯一の勝利を果たしたトリノ戦で決勝点を決めたことも大きかった。

 

1位 ヤクブ・ヤンクト

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今季のサンプドリア最高の選手はヤンクトだ!って言う人間は世界で僕だけかもしれない(笑)

なんなら期待外れだと思う方が多数派かもしれない。

チームのために自己犠牲できて頑張れる選手が大好きという完全な好みで決めました。

ヤンクトは今季本職の中盤ではほとんどプレーできず、補強が上手くいかないままシステムが変わったことによって、

まともにできる選手がいなかった左のサイドハーフで使われるという犠牲者だった。

やはり完璧にはこなせず攻撃者として得点に絡むことは少なかったが、献身的な姿勢とボールを運べる技術力で攻守に渡り存在感を示した。

後ろのムッルやアウジェッロが不安定ながらもヤンクトの懸命なサポートで同サイドからのピンチは逆サイドに比べると少なかった。

チームの崩壊を防いだ功労者の1人である。

本来のスタイルを崩してでもチームのあめに働いてくれてことに感謝を込めて1位にした。

ただ来季は持ち味を発揮する機会を増やしてほしい、サンプドリアでもっとも重要な選手になれる可能性を秘めてる

 

 

 

 

選手採点

 

アウデロ 6.0

アウジェッロ 5.5

シャボット 5.0

デパオーリ 6.5

コリー 5.5

トネッリ 4.5

ベレシンスキ 5.0

フェラーリ 5.0

ムッル 5.0

吉田麻也 6.5

ヴィエイラ 5.0

エクダル 6.0

リネティ 5.5

ヤンクト 6.5

トルスビー 6.0

レリス  4.5

ベルトラッチ 5.5

ボナッツォーリ 6.0

ガストン 5.5

ラグミナ 4.0

マロニー 4.0

ガッビアディーニ 6.5

クアリャレッラ 6.5

 

 

 

 

ベストマッチ

 

1位 第34節パルマ2-3サンプドリア

 

2位 第16節ジェノア0-1サンプドリア

 

3位 第5節フィオレンティーナ2-1サンプドリア

 

 

1位は2点ビハインドからの後半で完璧な逆転劇で残留を決めたパルマ

2位は今季唯一大きな試合で勝利を上げたジェノバダービージェノア

3位はボナッツォーリの初ゴール、笑顔が可愛くて嬉しかった負け試合フィオレンティーナ

 

 

総括

 

勝ち点が取れないことに慣れるという負の最果てを見た、無理矢理によく言えば貴重な経験ができたシーズン。

こんな経験もうしたくないと言えることができれば楽だが、サンプドリアくらいの規模のチームを応援するということはありえないことではない、もっといえば降格さえも遠くないところにあるものなんだと身に染みた1年だった。

 

 

希望に沿った補強ができず、全くなにもできなかったディフランチェスコに申し訳ない気もするが、菱形の中盤に慣れ、ウイングで使える選手がガストンのみというチームに来たのはなぜだったんだろうと後になって疑問に思った。

 

監督交代があったにもかかわらず即戦力として補強できたのがリゴーニとムリージョだけでその2人ともが全く機能せず半年で退団。

 

失敗するべくして失敗した

 

 

 

もう19-20の話はいいかな。思い出はほとんどないし

 

 

 

来季はたぶんラニエリ体制2年目になるはず。

2トップが得意なアタッカーも多いし4-4-2で継続されるのは良いと思う。

トップはガッビアディーニ、クアリャレッラ 、ボナッツォーリに加えてもう1人補強できたら盤石といえる。ボナッツォーリは来季二桁得点目指してほしいところ

サイドハーフはデパオーリとヤンクトでどうにかなりはしたけどやっぱり本職の選手の補強は必須。

サイドバックは安定している選手が1人もいないので左右とも補強が必須。ここが確実に生命線になってくる。

中盤はエクダルとトルスビーに加えてアスキルセンがミラン戦の鮮烈なゴールによって期待が大きいので、ここが来季のサンプドリアの誇れるポイントになってほしい

センターバックは復帰するフェラーリ吉田麻也、コリーがいるものの獲得できる範囲に存在するのならば主力級を探してほしい。ただ今季鳴かず飛ばずだったシャボットに期待してる。パルマ戦で見せた重戦車のようなフィジカル、ハイボールの強さはドイツ人らしくて興奮した。守備者としての経験を積んでいくことと、相方に恵まれれば大穴ではあるがサンプドリアから来季ブレイクする候補だと思う。

 

 

20-21シーズン、目指す目標は去年より下がるけれどもなんとかトップハーフに返り咲けるように尽力してほしい。

 

 

 

サンプドリアは決して死んでいない

 

18-19 サンプドリア

18-19シーズンが終わりました。

僕がサンプドリアを追い始めての2年目が終了

サンプドリアを追い始めるきっかけとなったコフナツキがシーズン途中に退団してしまったのは本当に辛かった。

それでもサンプドリアへの気持ちは一切変わらず、逆にコフナツキの移籍先であるデュッセルドルフは何試合か見たけど全く響かなかった。

いつのまにかコフナツキだけでなく芯からサンプドリアのファンになっていたらしい。うん、これで良かったと思う。

 

 

とりあえず一つ言えるのは、サンプドリアは楽しい!

 

 

 

 

 

18-19シーズンはセリエAで15勝8分15敗

勝点53の9位。60得点51失点。

 

昨季からは勝点1減だが順位は1つ上がった。

得点は4点増えて失点は9点減った。

 

昨季の主力であるヴィヴィアーノ、シルベストレ、フェラーリ、トレイラ、サパタが抜けてどうなるかと思ったが、勝点は減ったものの成績は微妙に向上。

 

 

 

第1〜19節 8勝5分6敗勝点29。

第20〜38節7勝3分9敗勝点24。

 

後半戦に失速気味だったが数字で見るとそれほどではなかった。後半戦も勝点29つめてたとしても58止まりで順位に変動は無し。サンプドリアが過剰に失速気味に見えたのは、アタランタミラン、ローマ、トリノが後半戦で上がってきて抜かれていったからだと思う。それらのチームに付いて行けなかったことが今のサンプドリアの脆さ。

 

 

 

チーム内得点ランク

1位 クアリャレッラ 26得点/37試合

2位 デフレル 11得点/36試合

3位 カプラーリ 6得点/21試合

4位 ガッビアディーニ 4得点/18試合

4位 ガストン 4得点/27試合

6位 リネティ 3得点/32試合

7位 サポナーラ 2得点/22試合

7位 プラート 2得点/34試合

9位 トネッリ 1得点/19試合

9位 コフナツキ 1得点/13試合

 

 

最前線2人の得点にはもちろん大満足。控えのカプラーリとガッビアディーニもほぼシーズンの半分ずつ出場、合わせて10得点でまずまず。

中盤はプラートとリネティ合わせて5得点のみ。2人とももう少しとってほしかった。それよりも問題はヤンクト。新加入の選手のなかでもっとも期待していただけに残念。

しかし1番の問題はセンターバックの得点。アタランタ戦でのトネッリの1点のみ。セットプレーでの迫力が無かった…。セットプレーは勝負強いチームはほとんど持ってる武器なので向上させたい

 

 

 

僕が選ぶ今季の優秀選手トップ5

 

5位エミル・アウデロ

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ヴィヴィアーノが抜けてナポリから来たラファエルがスタメンになると思っていた。しかし実際はユベントスからローンでやってきた無名の若手アウデロだった。第4節フィオレンティーナ戦でのパフォーマンスで全ドリアーノが信頼を置いた。チームの窮地を水際で防ぎ何度も勝利に貢献してくれた。シュートストップは力強く、信頼を置いてる。足元の技術にも自信を持っている。キックの精度がいまいちなので来季はその点の向上を求めたい。

 

4位アルビン・エクダル

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サンプドリアの核にして全てだったトレイラの後釜としてやってきた。タイプも全然違うし正直不安しかなかった。シーズンが終わった今もトレイラの穴を埋めれたとは微塵も思っていない。でもエクダルにはエクダルのスタイルがあった。出し手としての技術もセンスもトレイラの足元にも及ばないが、フィジカルの強さとリーチを生かしてボールをキープし相手を引きつけ味方をフリーにして、あとはプラートやリネティに任せることを徹底。ファウルをもらう技術が高く、エクダルに渡せば時間が保証される。

 

3位ヨアヒム・アンデルセン

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昨季の終盤に出場機会が与えられてジャンパオロの信頼を得たデンマークの若きCB。セリエA全体で見ても彼のブレイクはサプライズだった。高さ、強さ、速さ、ビルドアップと多くを兼ね備えるいわゆる現代的CB。今夏にほぼ確で移籍する。ウインガーが幅を取るチームに行けばキックの精度がより浮き彫りになるので良いチームに行ってほしい。

 

2位ファビオ・クアリャレッラ

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セリエAの得点王。セリエAナンバーワンストライカー。得点感覚が歳を重ねるごとに鋭くなり、パターンも豊富。そこにいる安心感。

 

1位グレゴワール・デフレル

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36試合11得点3アシスト。数字を見ればクアリャレッラのパートナーとしてまずまずの数字。しかし大事な時に彼は決める。11得点のうち5得点が決勝点。単純に考えてデフレルで勝点10を積んでいる。さらにはミラン戦、ユベントス戦、ローマ戦、ジェノバダービーで1得点、ナポリ戦で2得点と大きな試合にめっぽう強い。それに加えてプレッシングをサボらないし半端なく上手い。デフレルが高い位置で奪い切って速攻というシーンは毎試合のように見た。クアリャレッラの運動量の低下をかき消すほどカバーしてくれた。その点でチームにとってももっとも大きな存在だったと思う。

 

 

選手採点

 

アウデロ 7.0

ラファエル 6.0

アンデルセン 7.5

トネッリ 6.0

コリー 6.5

フェラーリ 5.5

ベレシンスキ 6.0

サーラ 5.5

ムッル 6.5

タヴァレス 5.0

バレート 5.5

エクダル 7.0

ヴィエイラ 5.5

ヤンクト 5.0

リネティ 6.5

プラート 6.5

ガストン 5.5

サポナーラ 6.0

カプラーリ 6.0

デフレル 8.5

ガッビアディーニ 5.5

クアリャレッラ 8.5

サウ 5.5

 

 

 

ベストマッチ

1位 第2節サンプドリア3-0ナポリ

2位 第15節ラツィオ2-2サンプドリア

3位 第28節サッスオーロ3-5サンプドリア

 

 

 

 

総括。今季は気持ちの入れ方が難しかった。調子が上がってきた!と思ったら次の試合であっさり負けたり、逆も然り。

最後までそんな感じだった。

最終節まで6試合勝ててなくて良くない終わり方だな〜って思ってたら最後にユベントス相手にあっさり勝ってしまった。

ユベントスに勝利でシーズンを終えてしまうとどうしても気持ち良く終われてしまう。

EL出場を目指すチームとしては不甲斐ないシーズンだったはずなのに…笑

 

目標のELにはまだまだ手が届かなかったけど今季の収穫もあった。1つはデフレルの加入により高い位置で奪える回数が増えた。リネティは元々プレッシングの意識が高かったが、プラートにもそのようなシーンが見られて成長を感じた。前線にもデフレルと連動できるようなアタッカーが欲しいところ。

もう1つは格上の相手には引いて守って守り切れるような幅の広がりを見せる試合が何度かあった。強いチームは失点が少ない

どちらも少しずつでもものにしていければもう一つチームのレベルも上がってくるはず。

 

あとはアウデロ、アンデルセンと才能溢れる若手がまた新しく台頭してきてここにサンプドリアの良さがあるなと改めて感じた。来季は若いムレーやシャボット、Thorsbyの加入が決まっており、彼らの躍進も期待している

 

 

 

 

18-19セリエA、結果には満足していないけど、ナポリに3-0で勝ったりユベントスに2-0で勝ったり嬉しい瞬間がたくさんあった。

大袈裟なことがなくてもチームを好きでいること、愛を感じられることが大事だと僕は思っているけど、そろそろ大袈裟なことを起こしてみたいな。EL出場?CL出場?コッパ・イタリアのタイトル?はたまたスクデット

何が起こるか分からないけど来年のサンプドリアにも楽しい予感がしている。思うがままに予感のする方へ付いて行きましょうか。サンプドリアと共に。また来年